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健康コラム
長谷川初範さん

俳優
長谷川初範さん

Hatsunori Hasegawa
1955年6月21日生まれ。北海道紋別市出身。映画監督の今村昌平が校長を務める現・日本映画大学の演劇科に入学。卒業後、さまざまな役を経て、1980年『ウルトラマン80』で主役を演じる。その後、フジテレビ『101回目のプロポーズ』では主役の恋敵を演じて脚光を浴びる。2009年に初の映画主演を果たした『いのちの山河』は現在も全国各地で公開が続き好評を集めている。

江戸末期から明治時代を生きた石川県の偉人、高峰譲吉。その当時、アメリカに渡りアドレナリンやタカヂアスターゼなどを発明した化学者で、ワシントンの桜は彼が寄贈したものということはご存知でしょうか? 今回、高峰譲吉を主人公にして日露戦争前後の日米の様子を描いた映画『TAKAMINE』が公開されます。主役の高峰譲吉を演じた長谷川初範さんにインタビューをおこないました。

『TAKAMINE』のお話を最初にもらった時、どう思いましたか?

正直、高峰さんを存じなくて。台本と資料を頂いて、そこから実際に目にしつつ調べていったのですが、そこで初めて偉大な人物だと知りました。調べていく内に、アドレナリンやタカヂアスターゼなど、昔の本なんかによくでてきたものが、この方の発見だったということにも驚きましたね。ワシントンで咲いているあのサクラも高峰さんが尽力したもの。明治時代の日米友好の懸け橋となって活躍した存在にも関わらず、私達日本人はほとんどその存在を知らないのですから、何とも残念な気がします。

高峰譲吉を演じてみてどう思いましたか?

実際に生きていた方を演じるのは難しいですよ。それも百年前ですからね。資料と照らし合わせたり、想像したりして。高峰さんはアメリカに渡って成功した化学者なんですけど、映画では化学者として成功したあとの物語なので、人間らしい迷いや強さを持ちながら、日本人のプライドと気高さ、そういうものをなんとか頑張って演じられたかなと思います。

『TAKAMINE』を通じて、現代社会に伝えたいことを教えて頂けますか?

日本はあらゆる国難にあったとき、国のために自分を捨ててやってきた人達に支えられてきて今があるということを、この映画を見て分かって欲しいと思います。東日本大震災が起こった今、もう1回僕らもシャキッとしなければならないと思いましたね。
この映画は日系人のプロダクションで作ったのですが、日系人が日系人のために、日系人の映画を撮ったというのは初めてのことなんです。日本は第二次世界大戦後、戦争に負けてしまいましたから大人しくしなければならず、中国人や韓国人とくらべると日系人は団結することもできずひっそりと潜んでいた。でも戦後から時間が経ち、今こそ、日系人は自分たちの誇りを取り戻さなければならない時期だと思うんです。この映画を観て、アメリカという国で日系人が活躍していた事を知っていただき、自分達のアイデンティティを取り戻してほしいと思いますね。

お話は変わりますが、長谷川さんが芸能界に入ったキッカケを教えて頂けますか?

当時の既成の教育にうんざりしていました。松下村塾(※1)みたいな不良の大人たちがいるところに行きたくて、その時ちょうど今村昌平(※2)さんが塾(現・日本映画大学)を作ってそこに入ったのがキッカケです。2年間したが、最高の学校でした。先生といっても現役のスタッフの方々が多かったのですが、彼らから受けた恩義のためにも一生映画製作に携わっていこうと思っています。
※1 江戸末期に長州藩士の吉田松陰が講義した私塾。
※2 楢山節考や『うなぎ』などカンヌ映画祭でパルムドール賞をとった作品を撮った日本を代表する映画監督。

今まで一番印象深かったお仕事は何ですか?

僕が34、5の時に出演した『101回目のプロポーズ』(※3)ですね。俳優として世の中に出してもらえたので、ありがたかったです。このドラマ以後、断れないのでありとあらゆるものをやってきました。それこそ、物まねバトルまでやっていましたよ(笑)。そっちの方に進んでしまいそうだったので、途中でもういいと言ってやめましたけど。
※3 フジテレビ系列で放送した武田鉄矢さん主演ドラマ。長谷川さんは、武田さんの恋敵の役を演じた。

健康に関して気をつけていることはありますか?

定期的に運動することですね。ジムに行っているのですが、運動後にアミノ酸やビタミン、コラーゲンなどを飲んでいます。舞台にもでているので、アスリートのような身体にしないとね。
食べ物にも気をつけています。ときには食べなければいけない状況もあると思うんですけど、できるだけ油ものを摂らないようにしています。バターをとらないで、オリーブオイルでパンを食べるなど、血液にいいことはしたいですね。

最後にメッセージをお願いします。

この映画の最後は「トライ、トライ、アゲイン」という言葉で締めくくるのですが、どんなに困難にあっても決して諦めてはいけないことが肝心だと思います。
実は僕は20年間重度の喘息患者で生きていること自体が奇跡だと医者に言われるほど。医者に難しいと言われても、苦悩を乗り越え決して自分を見離さないで生きることが大切だと思います。こうして今は好きな映画や舞台に出てられるようになっているんだから。どんな絶望でも乗り越えれば、人生ってプレゼントがあるのかもしれないですね。
僕の中には「今」だけがある。過去にとどまっているのはどこに自分がいるのか分からなくなるのでやめた方がいいですね。今を一生懸命やることでそれが未来につながることになると思います。

「TAKAMINE アメリカに桜を咲かせた男」
5月28日(土)、有楽町スバル座他全国順次ロードショー


【出 演】 長谷川初範  篠田三郎  渡辺裕之
      田中美里  川久保拓司  ナオミ・グレース 
       ハニー・ローレン  国分佐智子  柴田理恵
      黒部進(友情出演)  栗塚旭  松方弘樹 ほか

【主題歌】 白井貴子「SAKURA SAKURA 幸せの架け橋」

【監 督】 市川徹

【配 給】 アーク・フィルムズ

詳しくは右記HPで  http://j-takamine.com/